いきなりですが長年契約していた自宅PC用のウイルスバスターの契約期間が切れたのを機にWindows Defenderで対応することにしました。それなりに費用が掛かることと、ウイルスバスターをインストールしても対策としては完ぺきになるわけではなく、Windows10には無償でWindows Defenderも提供されているので、そちらでのいままでの対応とそこまで変わらないのではと思ったためです。
PCへのセキュリティ対策
PCのセキュリティについては内閣サイバーセキュリティセンターが「インターネットの安心・安全ハンドブック」というのを出していました。 少し見てみましたがわかりやすくまとまっていたので、一度時間のある時に見てみてもよいのではと思います。
今までのセキュリティ対策についてはウイルスに感染しないようにPCを守ることを前提としておりましたが、最近のトレンドとしてはウイルスから守ることは前提で、それでも感染した場合にいかに被害を抑えるか、復旧するかということに主眼が置かれているように感じます。それは以下のような理由からです。
- ウイルスに感染する経路に9割以上がEメールの添付ファイルが原因
- 新しいマルウェアが登場しており1日に100万以上とも
- ウイルス対策ソフトで検知できるのは50%弱といわれている
ウイルスバスターやMicrosoftのDefenderなどの対策ソフトではメジャーなマルウェアには対応できますが、日々新しく出てくるマルウェアに対しては検知率が下がります。しばらくするとアップデートで対応するのですがそれまでは検知できない状態が続きます。
今回のコロナウイルスをイメージするとわかりやすいですね。インフルエンザに対してはワクチンで対応ができましたが、コロナウイルスがまん延した当時はワクチンもなく対策ができなかったのと同じですね。しばらくしてワクチンが開発されて対策できるようになるという。
最近米国株でもサイバーセキュリティ関連の銘柄が調子いいですが、攻撃がどんどん巧妙化している中でそれをいかに防ぐかというイタチごっこの中で、需要が増えて成長していっているのですね。私もいくつか銘柄は保有して恩恵にあずかっています。
個人PCに対するセキュリティについて
PCのセキュリティについてはここまで対策すれば大丈夫というものは存在しないと思っています。実際かなりお金をかけてセキュリティ対策をしているはずの大手企業でも、PCのセキュリティ事故は起こっており、ましてや個人でできることは限られています。
ちなみに、マルウェアに感染するとどうなるかですが、先ほどの内閣サイバーセキュリティセンターにいい図がありました。
• 悪意のボット(Bot)
ボットとはRobotの略で、悪意のものは感染すると攻撃者にコンピュータが乗っ取られ別のコンピュータへの攻撃などに使われる。
• ランサムウェア
感染すると、コンピュータ上のファイルが暗号化された上で、攻撃者から元に戻すための身代金を要求される。
• キーロガー
比較的古いマルウェアで、感染するとキーボードの入力を記録して攻撃者に送信する。攻撃者はこれを利用してパスワードなどを盗む。
マルウェアに感染したのが会社のPCだと機密情報や顧客情報など流出したりすると大きな問題になりますし、信用問題やブランド価値棄損など影響が大きいためセキュリティ対策の重要度は高いです。ただ人によるとは思いますが、個人PCで重要なデータがあるかというと、そこまでではないということが多いのではないでしょうか。私は写真データも保存しているのでそれが流出すると困りますし、PCが乗っ取られたり使えなくなっても困りますが、そこまでクリティカルな使い方はしていません。ほとんどはWebサービスの利用ですので最悪買い換えればいいという・・・
そのため最低限の対策は行うことはもちろんですが、Windows Defander でもウイルスバスターでも大差はないというのが考えです。データについても定期的にバックアップはとっているので、直近のデータはなくなるかもしれませんが最悪仕方がないかと。話は変わりますがPCのストレージはHDD、SSDにかかわらず壊れることはあり得るので、バックアップは必ず定期的に取得されることをお勧めします。方法はクラウドでも物理的にでもどちらでもいいと思います。最近は外付けのストレージも値段が下がってきていますし。
例えばこんなのですね。最悪重要なデータだけでもバックアップしましょう。
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まとめ
今回私はウイルスバスターの契約を更新しませんでしたが、セキュリティ対策は今後も重要なのは変わりがないです。3年で16000円くらいなので1年あたり5300円ちょっとですが、ケチってしまいました。とはいえWindows Defander があったからなのでそれがなければ契約していたと思います。Windows XPからずっと契約していましたので10年以上の付き合いに終止符を打った形です。
基本的にマルウエアの感染はEメールの添付ファイル経由での感染が大半で、そのほか悪意のあるURLのクリックなども危険です。一番はそういった怪しいメールは開かないというのが一番ですが、最近は手口も巧妙化しておりちょっと油断するとだまされそうになります。Amazonのアカウント停止を装ったメールなどはついついクリックしてしまいそうになりますね。おそらくあれは偽サイトにAmazonのアカウント、パスワードを入力させてその情報を入手するのが目的かと思いますので、マルウエアとはちょっと違うかなとも思いますが。(実際にサイトに訪れていないのでわかりませんが)ユーザーがなるべくリスクを冒さない、注意する、セキュリティに対する知識を得るというのが重要です。
とはいえもう使えなくなったのでうろ覚えですが、ウイルスバスターには保護者による子供の使用制限がかけられたりする機能なんかもあったと思いますので、ウイルス対策以外にメリットがあるようでしたら継続してもいいのかなと思います。私はまだ子供にPCは使わせていませんがそのうちどのように利用するのかは考えないといけないかもしれません・・・
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