元本割れ、損切について思うこと ~株、投資信託~

資産運用

投資を始めた当初は元本割れに対しては、かたくなに塩漬けを貫き通していました。ただ最近はこの考え方も変わってきており、場合によっては損切も必要だと思うようになってきています。実際にいくつかの個別株や投資信託は元本割れの銘柄を損切もしています。

過去は以下のような思考から損益を確定することを拒んでいました。

 ・売却しなければ損失は確定しない(存続して上場している限りは確かに)

 ・塩漬けにしていればいつかはきっとプラスに転じるはず(まあ場合によってはありえる)

 ・損をするのは絶対に嫌(ただの気持ちの問題)

確かに売却しなければ損失は確定しないですし、待ち続けていれば価格が戻ってくる可能性もあります。まあ気持ちのところはいかんともしがたいところですね。嫌なものは嫌なので・・・。ただ株、投資信託については損益通算もできますし、損失の繰り越しも3年間できます。特に配当金が増えて損失以上の利益が出るようになってからは、損失を確定させ税金を取り戻すことも「あり」だなと思うようになりました。特定口座で運用していれば口座内で損益通算して税金の還付も勝手にしてくれるので意識する必要もありませんし。

巷では損だしということで損失確定で売却した株を買い戻すというようなこともありますね。基本的には損だしで同じ株を買い戻すよりも、ほかの成長株にその資金を持って行ったほうが伸びると思うので買い戻さないですが、優待株については買戻ししました。ただ損だしで買い戻すときには翌日以降に買い戻しをするように注意してください。私はそれで失敗しました。

同日に買い戻しをすると取得価格が平準化され予想していた損だしができません。

当日の買戻しの際は取得価格が平準化される

かならず翌日以降に買い戻しするようにしましょう。

翌日以降の買戻しで損だしした場合

私が損だしをした時は売却したところからどんどん株価が上がっていったんですね。その当時は同日に購入したら取得価格が平準化されるなんてことは知らず、もともとは売却価格から下がったら買い戻そうと思っていましたが、どんどん上がる株価に不安が抑えられず当日中に買戻ししてしまいました。買い戻した当初はネット上の表示はその時の取得額で表示されていたのですが、翌日以降平準化されており、そこで調べて初めて気付きました。失敗から学ぶこともありますが、この失敗は事前に調べておけば防げた失敗でした。

ただ経験から言えることは、損切を考えた時に市場全体が悪い時は我慢して持っていてもいいのかなと思います。(市場が戻れば個別株も戻る可能性が高い)逆に市場は良いのに個別の銘柄がどんどん下がっていったり、何かしら悪い材料が出ている際は損切(損だし)してもよいのかなと。また損だしについては優待目的などがあった場合は買戻しもありだと思いますが、そうでない場合は買い戻すよりもほかの銘柄等に再投資してもよいかと思います。普段あまり銘柄分析はしませんが、損切する際は今後復活の目がありそうなのか、そうでないのかは調べるようにしています。といっても最終的には勘というのが私の悪いところでもあるのですが・・・

それぞれ投資については考え方があると思います。また最終的には結果が出てみないとわからないので、自分が納得できる方法をとることをお勧めします。ただ私の損だしのようなしょうもない失敗はないように祈ります・・・

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