投資運用方針の確認~FIREを目指すにあたっての再確認~

資産運用

前回までFIREを目指すにあたって今後の必要な費用の確認をしてきましたが、現時点ではFIREに程遠い状況です。教育費用がかからなくなるおよそ15年後までに資産を積み上げる必要があるのですが、継続していくという観点では投資方針を整理する必要があると思いました。リスクを取ればうまくいけば短期間に増える可能性もありますが、失敗して退場してしまうと元も子もありません。再度自分の方針を確認し、実現可能なのか修正が必要なのかを考えたいと思います。

何に投資していくのか

資産運用、投資というと以下のようなカテゴリが考えられるかと思います。

  • 株式投資
  • 投資信託
  • 債券
  • 不動産投資(太陽光なども含む)
  • FX
  • 暗号資産

ほかにもあるかもしれませんがメジャーどころでぱっと思いつくのはこのくらいでしょうか。(預貯金も投資ですね)個人的には債券、不動産投資以外は程度の差はありますが経験してきました。現在もそうですが株式、投資信託が今後も自分の中でのメインの投資先になると考えています。その理由は以下のような理由からです。

①メンテナンス性

株式投資、投資信託(債権もそうですが)は基本的に長期保有前提で購入すれば後はほったらかしでメンテナンスが不要です。銘柄のリバランスなどは必要ですが日々価値を上げるためになにかしなければならないということはありません。不動産は客付けや資産の管理も必要ですしそれなりに利益を上げるにはメンテナンスが必要です。株式の配当なんかと違い不動産は不労所得ではないですね。またFXは日々の売り買いでの差益を出さなければいけませんし、暗号化資産も長期的には価値が上がるといわれておりますが、ボラティリティが高いのでほったらかしというのはまだ不安です。

⓶マイナス時のリスク

信用取引は別ですが現物取引の場合は株式、投資信託(仮想通貨もそうですね)はマイナス時のリスクは最悪0になるだけで済みますが、不動産やFXは失敗したときのリスクが高いです。物件を購入するにはローンも組まないといけないですし、不動産は客がつかなかった時のリスクや天災での物件被害のリスク、事故物件になった場合なども考慮しないといけないですね。ローンだけが残って・・・なんて考えると恐ろしいです。長期的に保有すると資産価値も下がり、さらに保有するだけで固定資産税も必要になります。FXもレバレッジをかけなければ大して儲けることができないので、基本レバレッジをかけると考えると、暴騰(暴落)時に追証が発生し投資金額以上の損失を出すリスクがあります。基本借金を背負う(必ずしもそうでないですが)可能性がある投資は避けたいという思いがあります。

③資金+αが必要(知識、経験、コネ)

不動産投資なんかは成功するためには物件の目利きも必要ですし、良い物件を購入したりメンテナンスを委託するコネ(人脈)も重要です。ネットに良い物件がごろごろ転がっているわけではないですからね。FXなんかも知識や経験もそうですし、強運(ひらめき、勘)にも左右されそうです。その点株式投資についてはもちろん企業の決算書の読み方や業界分析ができたほうが良いですが、ETFを購入するにあたっては極端に言ってしまえば世界経済、米国経済が伸びるかどうの判断くらいだと思っています。VTやVTIだと世界株か米国株かの判断だけですしS&P500なんかも個別の銘柄分析なんかは必要ありません。投資信託なんかもそうですね。そういった意味でも株式投資がとっつきやすく成功のハードルは低いかなと感じています。暗号資産は判りません・・・タイミングと運ですかね・・・。

債権はリスクは低いと思いますが利回りに期待できません。不動産投資はうまくできる人はローンでレバレッジをきかせて大きな利益を得ることができるのでしょうが、素人には正直ハードルが高いかなと感じています。たまに電話でワンルームマンションの投資勧誘があるのですが、どう考えてもうまくいく絵が描けない。いろいろなリスクやトークの矛盾点を突っ込んでいくと電話が切れることもありましたし(笑)そう考えると株式(投資信託)が投資のメインになるのかなと思います。

投資割合

投資割合については分散投資(種類、銘柄、地域、時間など)が必要ということや、現金の割合は年齢%が良いなどの情報を目にすることがあります。分散投資については確かに必要だと考えますが、現金については割合ではなく必要な額が人それぞれの状況で変わってくるのかなと思います。ちなみに私の資産の割合は以下の通りになっています。

日本円は5%しかありません。金額にすると約300万円程度です。この現金の使い道については以下の3つと考えています。

  • 何かあった時の生活防衛資金
  • 株式市場暴落時の購入資金
  • IPOの購入余力

そのうえで私の必要な現金は300万円と考えています。300万円というのは1年間仕事しなくても最低限生活していける額の目安です。子供が大きくなって私立に入学することになると、もう少し増やさないといけないかもしれませんが。ちなみに生活防衛資金=株式市場暴落時の購入資金=IPOの購入余力と考えており、普段はIPOの購入余力として証券会社の口座にほとんどが入金されています。生活防衛資金+株式市場暴落時の購入資金+IPOの購入余力としてしまうと、300万円+300万円+200万円のようになってしまい、多くの現金が必要になります。ただ今後資産を増やしていくという意味では現金として遊ばせておく余裕はないので、できる限り投資に回したいと考えています。ちなみにIPO資金はSBI証券と楽天証券の2つでそれぞれ100万円ずつを準備しています。また暴落時に備えてもっと多くの現金をと考える人もいるかと思いますが、私はコロナ時の暴落を経験してあの暴落時に多額の資金を投入することの難しさを感じました。仮に1000万円の資金を準備していてもそこまで買いには向かえなかったでしょう。せいぜい300万円あれば十分ですね。コロナの暴落で投下できた資金も200万円くらいでした。(もう少し余剰資金はあったのですが怖くてもたもたしているうちに機会を逃してしまいました)それに加えまた妻も働いているということと、妻は投資がほぼ預貯金のため最悪そちらも当てにできるというのも大きいです。(こういう言い方をすると怒られそうですが)

ちなみに投資信託も楽天VTIやVTがメインなのでほぼ株式と同じですね。なので米国株式関係が資産の約80%を占めており、米国株がこけると悲惨な状況になります。分散投資とはいいがたいで状況ですね。日本株も保有していますが(残りに5%程度?)ほとんどが優待目的の保有なので米国株がメインです。

暗号資産は何年か前に100万円分購入しそのあとほったらかしで今後も特に追加投資や売却は考えていません。(ほぼBTC)このまま上がってくれればラッキー、最悪無くなったらあきらめるというくらいのスタンスです。

ちなみにそれぞれの資産の今までの利回りは以下のような状況です。(期間はそれぞれバラバラです)暗号資産がずば抜けていますが株式もなかなかのリターンですね。暗号資産はボラティリティが高いのと、今後が読めないこと、税制面でメインの投資先としては怖いので、過去のリターンを考慮しても米国株を今後もメインの投資先にしたいと思っています。将来のことはわかりませんが、GAFAMなどの世界的の企業はほとんどが米国株ですしね。youtube(google)なんかみんな使ってますし、AWS(Amazon)やAzure(Microsoft)も知らないだけでいろんなITサービスの裏側で動いています。ここがこけるなら世界経済自体がボロボロになっているのではとの考えています。

ちなみに今すべてを利益確定すると500万円くらい税金で持っていかれてしまいます。恐るべしですね。

投資方針

将来的には必要な費用を資産の切り崩しではなく配当でまかないたいと思っています。切り崩しで資産が減っていくことが精神上おそらく耐えられないことと、何歳まで生きるかわからないため想定より長生きした場合の保険も考えてです。資産を使いきれず死んでしまうのであればすべて使ってしまわないともったいないという考えもありますが、子供もいるので残してあげるのも一つかなと思っています。(相続でもめると大変らしいですが)

それを踏まえて現時点の投資方針は以下のようになっています。

  • 米国ETFの積み立て(VIG x 2株、VOO x 1株、VYM x 1株/月)
  • 投資信託の積み立て(楽天VT x 5万円、楽天VTI x 5万円)
  • 余剰資金ができた際に米国個別株を購入

投資の基本はETFの積み立てです。VIG、VOO、VYMを毎月積み立てコツコツ増やしていく方針です。資産の増え方は緩やかかもしれませんが、特定の銘柄の上下に影響されず手堅く増やしていけるとの思いからです。また投資信託も楽天VT、楽天VTIなのですが、なぜETFでなく投資信託かというとクレジットカードでの積み立てを利用するためです。楽天証券で楽天カード、SBI証券で三井住友カードの積み立てを行っています。投資信託の積み立てでポイントが付くのは大きいですね。それに加えて余剰資金ができた時に個別の配当株やグロース株を物色しています。ETFだけだと配当があまり増えないのでそこをカバーするためと、低位株(ボロ株)で夢を見るために個別株を物色しています。私個人はあまり物欲がないのと、在宅勤務で自分に使うお金が極端に減ったので、給与のほとんどは株を購入しているような状況になっています。個別株を買うのが趣味という感じですね。

今回は改めて自分の投資方針を確認しましたが、次はこのままの状態で年後に目標の300万円を配当でまかなうことができるのかを考えていきたいと思います。15年後のことはだれにもわかりませんが、あくまでも現在とそこまで変わらな状況が続いたという想定になると思いますが。

ちなみに低位株はこんな感じで物色しています。

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