私の株式投資のポートフォリオでは米国株だと50%程度が配当金目当ての個別株、15%程度が配当金目当てのETFへの投資をしています。残りはキャピタル狙いの株で、そのほか日本株で優待目当ての銘柄を少し保有しています。もともと株式投資を始めたのは日本株からでしたが、その際重要視していたのは配当と株主優待でした。
最近の投資で失敗したなと思ったのはちょうどコロナ前に購入したHSBCホールディングス(HSBC)
です。コロナ前でガンガン株価が上がっていた時で、この株価上昇に乗り遅れないようにということで、当時高配当株のHSBCを購入していました。その後は・・・コロナショックでがっつりマイナス、ほかの配当株と違い株価も低迷したままです・・・。さらに去年は配当も停止し踏んだり蹴ったりの銘柄でした。ようやく今年から配当が復活しましたがいい教訓になりました。配当目的で株を購入する際は、以下に気を付けたほうが良いと思っています。
・連続増配株を狙うと減配等のリスクは少ないかも(コロナショックでもそうだった)
・高配当すぎるものはリスクがある場合もある
・配当性向の余裕のある銘柄を選ぶ
・配当利回りが許容できるならVYMなどのETFもあり
これは私の投資スタンスですが、そもそも配当金目当てで個別株を購入しているのには理由があります。
①定期的に配当が出ることにより利益確定ができる
②配当が出ていることで株価の変動に対して一喜一憂せず我慢ができる
③グロース株と比較し暴落時のダメージが少ない
①についてはグロース株の場合株価が上がったとしてもあくまで数字上の含み益となり、売却しないと本当の利益となりません。また売ったとしてもその後さらに株価が上がると損をした気分(実際には損害はないのですが)になるのも嫌で、売らずに株価が下がるのも気に入らないというジレンマに陥ります。アマゾンやアップルなどずっと右肩上がり優良株だといいのでしょうが・・・
②は配当という定期的にお金が入ってくることで、日々の株価の推移に動じなくなるというのが理由です。(これは個人差があるかも)あくまで配当を目的に買っているので株価が下がって狼狽売りを防ぎ、なんなら買い増しをしようと思えるくらいのメンタルにするためです。
③は暴落時もほかのグロース株と比較しても、配当銘柄のほうが暴落率が低いケースが多いため、配当と合わせて気長に待てるという理由からです。
このように配当が出ているということで、比較的安定して(精神的に)投資に臨めるということが私にとっては重要になっています。グロース株のように株価が2倍、3倍、もしくはテンバガーといった暴騰の可能性は低くなるため、一気に資産を増やそうという投資には合わないでしょう。コツコツじっくりと資産を増やしていくという地道な投資になると思います。
HSBCは結果的に配当は復活しましたが、無配になりさらに株価もダダ下がりというダブルショックでした。売るにも売れないし配当はないしということで、今後は注意したいと思います。減配などのリスクも考えると米国株の連続増配銘柄は一つの選択肢になるかなというところですね。以前は日本の高配当株の銀行株なども持っていましたが、今はほとんど売却し米国株にシフトしています。
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