今回は新興国の株式投資のベトナム編です。昨日のマレーシア編と同じく2018年2月頃に投資を行いました。ベトナムはホーチミン証券取引所とハノイ証券取引所と別れており、ホーチミン証券取引所のほうが数、規模ともに大きい市場となっています。(私は購入する際にどちらというのは意識しませんでしたが) 流動性という意味ではホーチミンのほうが高いようですね。(投資にとっては重要)
ただ指数をみるとホーチミンよりもハノイのほうが成長しているんですね。小型株が多いというところも関係しているのかもしれません。2018年と現在値の指数を比べるとホーチミンが2018年上旬に1000~1200程度だったのが現在1200強、ハノイが200~250程度だったのが現在300弱となっています。指数だけ見るとハノイ証券取引所の銘柄に投資していたら儲かっていた確率が高いというところですね。ちなみに私の投資状況は以下の通りです。
この中ではベトナムシードグループ(NSC)がハノイ証券取引所の銘柄です。ただし最近ホーチミンからハノイに移っているので実質ほぼホーチミンの銘柄といってもいいと思います。マレーシアほどではないですが散々な状況ですね。
ただ新興国株についてはベトナムが一番期待していた(している?)国でした。人口が9000万人超いるのですが、2050年くらいには1億1000万人にともいわれており、人口ボーナスも考えると有望かなと。また輸出産業という意味でも以前はMade in Chainaが多かったですが最近はMade in Vietnamが増えてきているように思い、今後第二の中国になるのではないかという期待をしていました。実際指数だけを見ると悪くないですしね。
ベトナムに限らず新興国によくあるのですが、株式分割や株式割り当てがまあまあの頻度で発生します。株式が増えて良いと思われるのですが、制度上?割り当てられた株式はそのまま保有できるのではなく、現金に振り替えられ口座に振り込まれます。なので1株当たりの価値が下がり現金が付与されるという形ですね。(そりゃ株価上がらんか・・・)その費用で新規に株を買えばいいのですが都度手数料もかかるので効率は悪いです。
新規に株を購入する際もベトナムの株は外国人の保有比率に制限があり(保有率49%、銀行は30%らしいです)、また流動性の問題も相まってか売買が思い通りにいかないケースもあります。指値で買い指定をしており、指値を下回っても売買が成立しないというのもまあまあな頻度であります。
そういったこともありますし、いろんなリスクも考えると投資できたとして資産の数パーセントかなというところです。まあそれなら暗号化資産買っているほうがよほど効率がいいかなという印象ですね。
初めは夢を見て新興国株投資しましたが、今のところはあまりうまくいっていません。今後10年、20年してどうかというのは判りませんが。とりあえず今投資している株はそのまま継続保有の予定ですので、忘れてしまうくらいでちょうどいいかなと思っています。
ちなみに個別株のほかに以前投資信託でインド&ベトナム株ファンドを購入していたのですが、こんな感じです。
個別株よりこっちのほうがよっぽど成績がいいですね。このファンド、信託報酬が2.2%もあるのに個別株は足元にも及ばない・・・。新興国に投資したい方は個別株よりも投資信託やETFに投資するのをお勧めします。(まあうまくできる人はいいのでしょうが・・・)私はもうこりごりですね。傷が浅くて良かったということで自分を慰めています・・・
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