暗号資産eワラント商品「ビットコイン/イーサリアム先物eワラント」について ~大暴落で資金が溶けました~

資産運用

ビットコインやイーサリアムなど価格高騰で暗号資産への投資が再燃していましたが、税制上の問題(総合課税の雑所得)もあり、投資に二の足を踏んでいました。私の口座を持っているSBI証券でビットコイン(BTC)/イーサリアム(ETH)のeワラント商品が発売されていますが、いろいろ調べてみましたがあまり情報もなかったのと、分離課税できれば税金問題も解決(申告分離課税の雑所得)するしということで欲にまみれて始めてみました。(結果は1日で資金を溶かすという最悪の事態に・・・)

ビットコイン/イーサリアムレバレッジトラッカーとは

暗号資産(BTC/ETH)の値動きに価格が連動する有価証券です。つまりは暗号資産の取引を証券会社ででき、かつ税制度は申告分離課税の雑所得で対応できるものになります。通常暗号資産は取引所に口座開設しなければいけませんが、証券会社で取引が可能ですし、また有価証券なので暗号資産の取引のように総合課税の雑所得ではなく、分離課税の雑所得となります。総合課税だと給与収入とも合算されるのでなかなか利益確定ができないと思っていたのですが、分離課税なのでその点を意識しなくてもよいのがいいところですね。

SBI証券からは「ビットコイン/イーサリアム先物リンク債プラス5倍トラッカー」と「ビットコイン/イーサリアム先物リンク債マイナス3倍トラッカー」が発売されています。

価格の推移イメージは以下のようになります。

SBI証券より

小額から投資可能(最低購入単位は1000)で、値動きの変動幅のプラス5倍またはマイナス3倍の動きをするので、ボラティリティの高い暗号資産の取引では、うまくやれば少額で大きく資産を増やすことも可能です。(逆に言うと減ることもあるということですが)

またレバレッジトラッカーはCFD等の証拠金取引とは異なり、原本を超えて損失が出ることはありません。そのため今回のような大暴落があったとしても追証が発生するようなことはなく、原本が消失するにとどまります(それでもきついですが・・・)

実際に取引してみた結果

5月19日に暗号資産が若干下がり気味になっており、どうせまたすぐに上がるだろうからという楽観的な判断でビットコイン、イーサリアムともにプラス5倍トラッカーを購入しました。価格が上がればウハウハになるということでワクワクしていましたが、結果はそれ以上の大暴落に見舞われることに。

結果は以下の通り資産を溶かしてしまいました・・・

自動ロスカット・・・

正直自己責任ですが胃が痛いです・・・。FXとかみたいに追証で死ぬということはないですがしんどいです。笑うしかない・・・・。

やっぱりちゃんと勉強してからじゃないとだめですね。暴落しても我慢しておけばまた上がるだろうと思っていましたが、ロスカット機能が働いた場合は自動で損失が確定し、そこからBTC/ETHの価格が上がっても元には戻らないということを理解していませんでした。よく見るとちゃんと書いてあり、それを私が理解できていなかっただけなのです。

※ただし、変動幅のプラス5倍、マイナス3倍という商品設計になっていることから、取引価格がマイナスにならないように自動ロスカット機能が具備されており、買取価格(買気配値)が一度でも1円を下回った場合、1円以下での 固定価格による買取のみとなります。なお、自動ロスカットが実行される前段階として、買取価格が2円を下回った場合は、原則として、販売を停止して買取のみを受け付けます。

ちゃんと書いてますよね、1度でも1円を下回った場合、1円以下での固定価格による買取のみと・・・。今回私はそれにはまり50万円くらいを一瞬で溶かすことになりました。50万円あればあんなことやこんなことができたのに・・・。

また権利行使価格についてもしっかりリスクを考えていればよかったです。それもSBI証券のサイトに書いてありました。以下のサイトですね。

マーケット|SBI証券
マーケットでは日本をはじめとする世界の株...

※プラス5倍トラッカー型の場合は権利行使価格が高い銘柄を、マイナス3倍トラッカー型の場合は権利行使価格が低い銘柄を選べばよいのかといえばそうではありません。レバレッジトラッカー(プラス5倍、マイナス3倍)には自動ロスカットという機能が具備されており、買取価格が一度でも1円を下回った場合、自動ロスカットにより満期決済金額が確定かつ固定され、1円以下での固定価格による買取のみが行われます。自動ロスカットが実行されると、その後に価格が戻ったとしても、レバレッジトラッカーの価格は原資産に連動しなくなってしまいますので、レバレッジトラッカーを取引するうえでは大きなリスクとなります。

プラストラッカーの場合に権利行使価格が高い銘柄のほうが、上昇時の利益が多いということで欲に目がくらんで今回自動ロスカットされる結果となってしまいました。BTCは権利行使価格が低いものを選択していれば、自動ロスカットされずにまだ生き残っていたのですが、高い勉強代でした。

第1回なら生き残っていた・・・

まとめ

ハイリスク、ハイリターンというのはこのことですね。正直今回はタイミングが悪すぎたのはありました。今日まで購入を我慢していればおそらく利益を出せたのではと思います。やはりどこが底値なのかというのを予想するのは私のような素人には無理ですね。たまたま結果が出て調子に乗って、もっと大きな金額をかけなくてよかったというところでしょうか。でもタイミングによっては大きく利益を出せるということは間違いないのではと思います。全額無くなることもあれば倍にもなるというような。暗号資産のようなボラティリテの高いものはうまく波に乗れれば何倍にも資産が増えそうです。プラス型だけでなくマイナス型もあるので物は使いようでしょうか。リスクを理解したうえで購入するのはありだと思いますので、勝負師の方は購入を検討してみてはいかがでしょうか(自分は失敗してるのに勧めるのか!?)。私はもう怖くて買えませんが・・・でも一発当てたい病が発病したら・・・。懲りないやつですね。

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